白泉社「花とゆめ」にて好評連載中の草凪みずほ作「暁のヨナ」が舞台化されるとのことで、観に行ってきました。
舞台化は2度目となりますが、キャストのほとんどが一新されたこともあってか、ストーリーは再び始めからになっていました!
あらすじ感想や私の思う見所などについてまとめています。
舞台 暁のヨナ2018のあらすじは?
まずは簡単なあらすじから紹介していきます。
高華国の王女として何不自由なく育ってきたヨナが16歳の誕生日の日の夜、想いを寄せる従兄弟のスウォンによる謀反で父であるイル陛下を殺害されてしまいます。
自身も囚われの身になろうとした時、ヨナとスウォンの幼なじみでヨナの護衛役でもあるハクに助けられて城を追われる身に。
父を亡くし、愛する人に裏切られ失意のままあてのない旅を続けるヨナとハクの前に現れたのは、ヨナを手に入れ玉座を手に入れようと企むテジュン一行。
ハクを殺しヨナを捕らえようとするテジュンに、ハクを失うかもしれない恐怖がヨナの「生きたい」という強い想いに火をつけます。
掴まれた長い髪を切り落とし、崖から落ちていくヨナとハクに、テジュンは愛する人を殺してしまったと慟哭します。
スウォンの「ヨナを見つけたら捕らえずに連絡を」というお触れを無視したこと、ヨナを死なせてしまったことを罰してもらおうと、残されたヨナの赤毛を手に緋龍城へと向かいます。
けれどスウォンもまた、愛するヨナの死を前に無言でその遺髪を抱き締めるのです。
そんな中、ヨナとハクは神官のイクスの世話係をしているユンに助けられます。
王族嫌いのユンですがヨナが自分の知っている王族とは違うことや、イクスのお告げにより高華国に伝わる建国神話「緋龍王伝説」になぞるように四龍の戦士を探す旅に出る、ヨナ達に着いていくようにイクスに言われたこともあり、ヨナとハクと共に旅に出ます。
右手に龍の力を宿す白龍の戦士キジャ、瞳にすべてを見透す力を宿す青龍の戦士シンアと共に訪れたのは、緑龍の戦士ジェハがいる阿波の国。
この国では、領主であるクムジが麻薬を横行させ、膨大な税を課し、女性達を拉致し人身売買をしたりと民を苦しめていたのです。
役人により子供が殺されるのを目撃したヨナ達は、クムジの悪行を阻止すべく戦うギガン船長率いる海賊と出会います。
クムジを討つため、仲間に入れて欲しいと懇願しますが力のある四龍や器用なユンと違い何もできないヨナは、足手まといだと拒否されてしまうのです。
仲間になるための信頼を得るために、ヨナは崖に咲く千寿草を1人で取りに行くことになります。
足を踏み外せば、一巻の終わり。
恐怖に震えるヨナの、けれど強い想いを前に四龍の血を拒絶し続けたジェハの心が次第に傾いていきます。
なんとか千寿草を手にした、ヨナ。その時、突然の高潮に呑まれ海に投げ出されそうになるのを、ジェハに助けられます。
「1人で」というギガンとの約束を守れなかったヨナは、再び1人で千寿草を取りに行こうとしますが、その強い意志がギガンに認められ仲間になることを許されるのです。
そして拉致した女性達を輸送する船を探し出すため、ヨナと女装したユンの2人が囮になり潜入します。
敵に見つかりながらも船の場所を知らせることに成功したヨナとユン、そして皆の活躍のもと無事にクムジを討つことに成功するのです。
阿波の国には平和が訪れ、ギガン船長率いる海賊団は解散。
ジェハが仲間になり、ピンチの度に手助けし見守ってくれていた謎の少年が、王の盾になるために生まれた黄龍ゼノであることがわかり、仲間にくわわります。
暁のヨナ(舞台)2018 感想と私の思う見所
暁のヨナの感想と私の思う見所を役ごと箇条書きにしてみました!
暁のヨナ(舞台)2018 感想と見所
(ヨナ/生駒里奈)
- スウォン大好きオーラがダダ漏れで可愛い
- 父親のモノマネをする、ぽよんなヨナが可愛い
- 父親を殺され混乱する場面が迫真すぎる
- ハクの想いにカケラも気づかない鈍さすら可愛い
- 随所に見られるヨナの強さ、成長に目が離せなくなる
(ハク/矢部昌暉)
- 大刀を振り回す殺陣の迫力がすごい
- ヨナに何かあるたびに駆けつけるハクのお母さん味
- ちょいちょい漏れてしまうヨナへの想い
- キジャとのやりとりの面白さ
- 武器を望むヨナへの想いや葛藤
(スウォン/陳内将)
- 後ろ姿でも視線を奪う圧倒的存在感と貫禄
- ヨナの遺髪を抱き締める横顔の切なさ
- 優しさと残酷さのギャップ
- 随所に見られる優美な仕草
- ヨナとの再会シーン
(ユン/樋口裕太)
- 料理、洗濯、裁縫、医術、爆弾も作れてそして美少年
- 女装の可愛さが異常
- 武力は全然だけど、やるときはやる
- みんなのお母さん
(キジャ/山本一慶)
- 甘やかされて育ったがゆえの末っ子的可愛さ
- シンアにお兄さんぶるドヤ顔
- キレのあるツッコミは爆笑必至
- 大きくなる右手
- 龍の力を宿す右手を使っての華麗なアクション
(シンア/奥谷知弘)
- 仮面をつけたままの殺陣は視界の狭さを感じさせない迫力
- アオのぷっきゅう
- あまり喋らないがゆえの重みを増す名付けシーン
- ヨナの忠犬
- コミカルな動きが多数
(ジェハ/西川俊介)
- 美しき空駆ける海賊
- 足技オンリーのアクションシーンが凄すぎる
- だんだんとヨナに惹かれていく姿が微笑ましい
- 二胡の演奏シーンの美しさ
- いつの間にそこに!?
(ゼノ/木津つばさ)
- とにかく明るく元気
- 何度も殺されてしまう不気味さ
- 子供のような無邪気さの中に垣間見える、達観した眼差し
- 原作ではまだまだ登場しないキャラの舞台ならではの演出
(テジュン/釣本南)
- ヨナに嫌がられてめげないタフさ
- 口癖は「可愛い」
- ヨナを殺してしまった慟哭するシーンの迫力
- 今後のヨナ大好き具合が待ち遠しい
(イル陛下・クムジ/久ヶ沢徹)
- イル陛下のぽよんがゆるキャラ
- ゆるゆるした中、不意に武器を諌める圧がさすが陛下
- どのシーンをとってもムカつくクムジ
- ゆるキャラ陛下と残虐なクムジとのギャップが凄く、同じ役者さんとは思えないほど
(ギガン/築山万有美)
- 強くて優しくて温かい、とにかくかっこいい女船長
- みんなのお母ちゃん
- 美脚!
書ききれないほどたくさんの見所がありますが、ヨナの舞のシーンや、シルエットを使った各龍の登場シーンや音楽なども見逃せません♪
暁のヨナ(舞台)2018 アフタートークとライブ
23日には、矢部昌暉さんによるテーマソングのライブもありました。
準備時間の間、釣本さん、奥谷さん、木津さんの3人によるアフタートークがありました。
釣本さんと奥谷さんはCandyBoy、木津さんはXOX(キスハグキス)、矢部さんはDISH//で、それぞれアーティスト活動をされているという共通点での人選とのこと。
MCは釣本さんでしたが、木津さんの自由奔放ぶりが発揮され早々にステージからいなくなってしまい、奥谷さんと2人きりに。
舞台本番前によく聞く曲や、グループ活動と俳優業との違いについて、普段のグループ活動での様子などを話したところで木津さんが戻り、ライブへ。
ハクのヨナへの想いや、四龍のヨナへの想いを歌ったこの曲は「誓い」という曲で、パンフレットにも歌詞が載っています。
普段のグループ活動では、端っこでコーラスを担当しているという矢部さんですが、力強くも優しい歌声に観客は酔いしれました。
暁のヨナ(舞台)2018観劇レポ まとめ
- 公開直前スペシャルイベント
- 開幕超直前イベント
- 来場者特典
- アフタートーク
- アフターライブ
など様々なイベントや特典が盛りだくさんだった『暁のヨナ〜緋色の宿命編〜』。
今回は原作の1〜7巻辺りの話でしたので、続編やこの後の展開も期待できますね♪少女漫画が原作とは思えないほどのアクションシーンの多さが、見応え充分でした!!
またヨナ達一行に逢える日が、楽しみです。
最後までお読みいただきありがとうございました。